Web記事のコンテンツライティング、基本の10ヶ条

コンテンツマーケティング部の立見です。今回は「Web記事のコンテンツライティング、基本の10ヶ条」という資料を公開します。
Webライターになりたい方、文章を書くのが得意ではない中小企業のWeb担さんやWeb広報の方は、ぜひご参照ください。

SEOに特化したコンテンツライティング記事を読みたい方は下記をご参照ください。

検索順位を上げるSEOを意識した「コンテンツライティング」の手順

1.まずはサイト・記事の「読者を想定」しよう

誰に向けて書くのか、誰に届けたい文章なのかを必ず最初に考えましょう。
マーケティング手法の一つに、読者の属性を詳細に想定する「ペルソナ」というものがあります。

たとえば、弊社で担当している某高速バスの読み物コンテンツのペルソナの一例を上げておきますと、

  • 地域:首都圏からちょっと離れた郊外に住む25歳独身女性
  • 仕事:オフィスワーク。営業事務。好きなバンドが出演するTV番組のリアタイ視聴を心がけ、残業は極力しない
  • ネットについて:バンド、メンバー、ファンのSNS、YouTubeチャンネルを登録。ハッシュタグつきでTwitter実況、動画の評価上げ、コメント等で情報拡散に貢献したいと思っている
  • バス利用シーン:地方ツアーへの遠征も辞さず宿泊費と交通費を浮かせるために夜行バスを利用
  • お金の使い方・タイミング:チケット代、グッズ代のほかに散財はめったにしない節約生活
  • ストレス解消法:一人カラオケ、普段は手を出さないちょっと高いビールを開ける

ここまで細かく想定する必要はないかもしれませんが、なんとなくの読者像を事前につかんでおくと筆の進みも早いかもしれません。

2.「筆者は何者か」を明確に

自身が何者なのか、立ち位置がどこなのか、広告文を書くときはとくに明確にしておく必要があります。
一人称も「私」「筆者」「編集部」「編集部何某(実名を出すのか匿名なのか)」「弊社」「当社」など、媒体特性や編集体制、読者層などによって変わるので、へりくだりすぎず、最適なものを選びましょう。

3.読者との距離感を明確に

媒体特性、編集体制、読者層などから、適切な距離感を考えましょう。文体が丁寧すぎると距離を感じる読者も増えます。

「フランクな文体だったのに途中から丁寧語を連発する」など距離感が統一されていないと、読者を混乱させ不信感をあおることになります。

4.「何を伝えたいのか」を明確に

「誰(筆者)が、誰(読者)に向けて、何を届けたいのか(どう思ってほしいのか)」を明確にしましょう。

5.コンテンツのユニークさ・ユーザーメリットを考える

数あるネットコンテンツの中から自サイトに来てもらって読む・見る価値はどこにあるのか、独自性・ユーザーメリットを考えましょう

6.表記は「記者ハンドブック」を参考にしよう

なぜ「記者ハンドブック」に準じた文章が良いのか。それは「広く流通する読みやすい文章」だからです。
独自性が強いと読者に「文章が不慣れ・下手」という印象を与える恐れがあります。
ただし当社で取り扱っている自社媒体の記名記事の場合、個性を重視してあまり手を加えないこともあります。

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7.文章構成を考える

いよいよ本題です。

  • タイトル
  • 序文(リード、イントロダクション)
  • 本文
  • 各見出し
  • まとめ(落ち)
  • 強調する部分
  • 画像・動画などの選択・レイアウト

これらを考えます。
組み立てが終わったら「流れやリズムができているか」「読んでいて前後がつながらない・つまづく場所がないか」をチェックします。

8.炎上の芽を摘む

炎上は避けたいものです。とくにクライアントがいる広告コンテンツの場合、多くの人に迷惑をかけてしまうので、絶対に避けないといけません

  • 肖像権・著作権の侵害はないか、コピペ盗用はないか
  • 特定の人物・団体の名誉毀損はしていないか、誰かの気を悪くする表現はないか
  • 法令違反・マナー違反をおかした表現・行動はないか

などをチェックしましょう。

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9.(広告コンテンツの場合)広告の「大前提」を振り返る

広告コンテンツの大前提として以下のものが上げられます。

  • クライアントにとって不利益なものになっていないか
  • ユーザーモチベーションを下げる内容ではないか
  • 独りよがりな内容ではないか

振り返ってもう一度記事を推敲しましょう。

10.ファクトチェック・校正は念入りに

最後は校正(校閲)です。コンテンツに間違いがないか、念入りにチェックします。

  • 事実誤認がないか
  • 誤字脱字がないか、間違った文章表現はないか、意味不明な箇所はないか
  • 文体は統一されているか、表記ゆれはないか
  • 固有名詞・住所・電話番号・日時・西暦年号に間違いはないか
  • 敬語・謙譲語・丁寧語がおかしくないか、過剰ではないか
  • 著作権を遵守した画像・動画を使用しているか(「画像はお借りしました」は窃盗)

以上のチェックでコンテンツライティングは終了です。おつかれさまでした!

次回はさらに一歩進んで「SEOライティング」について考えていきたいと思います。

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立見

Webコンサルタント/Webマーケティング/広報/新規サービス企画/一部制作物の執筆・校閲・校正
2016年にフリーランスライターとしてSSCへ営業訪問。翌年4月に正式入社し、Webライター、コンテンツディレクターを経て、現在は受託案件のSEOディレクター、自社Webマーケティング、サービス企画、広告運用、自社SNS運用等に従事。入社以前はWeb系広告代理店にて各種Webメディア、企業のオウンドメディア等のコンテンツ制作や広告運用に携わっていた。