スマートスタイル・コンプレックス株式会社(以下、SSC)は、Web集客施策の一つとして、Web構築時の内部SEO対策とともに「コンテンツマーケティング」の実施を推奨しています。コンテンツマーケティングの副次的効果で、狙ったキーワードの検索順位を上げると、”購買モチベーションが非常に高い”自然検索経由の顧客増加が見込めるからです。
実際にコンテンツマーケティングのサービスを提供したクライアント企業の皆様からは、大変ご好評をいただいおります。
当社では、コンテンツマーケティングの戦略・設計・実行・改善に至るまで、ワンストップでご提供。ブログ・取材記事・ホワイトペーパー・メルマガ・インフォグラフィックスなど、お客様のビジネスにマッチした施策をご案内しております。
まずは当社がコンテンツマーケティングを事業化したきっかけや、「コンテンツマーケティング」の定義、コンテンツマーケティング導入におけるメリットなどについて解説し、後半では、具体的なコンテンツマーケティング施策のサービス内容をご案内します。
コンテンツマーケティング事業設立の経緯
当社SSCは2011年にWebサイトの制作デザイン会社としてスタートしました。
創業当時は、サイト構築・運用・デザイン設計などが提供サービスのメインでしたが、「コンテンツマーケティング」という手法が国内でも注目されるようになった2014年に転機をむかえます。Web広告とサイト制作でかかわりがあった旅行会社サイトのコラムを担当させてもらえることになったのです。
最初はアクセスやPV、滞在時間も伸び悩み、試行錯誤の連続でした。しかし、ある時点を境に該当サイトのアクセス数が大幅にUPし、顧客獲得にも貢献できるようになったのです。
この成功を期にコンテンツマーケティングの受託件数は増え続け、現在ではコンテンツマーケティングサービスが事業の半分を占めるほどに成長しました。
「コンテンツマーケティング」とは?
先ほどもお伝えしたように「コンテンツマーケティング」というマーケティング手法が日本国内で注目されるようになったのは2014年前後です。コンテンツマーケティング業界の先駆者で、アメリカのコンテンツマーケティングインスティチュート社が主催する世界最大のコンテンツマーケティングイベントが開催されたのが2011年のことでした。
コンテンツマーケティングインスティチュート社によると、コンテンツマーケティングとは、
価値があり関連性があるコンテンツの作成と配信にフォーカスした戦略的マーケティングアプローチである。明確に定義されたコンテンツの受け手(読者、視聴者)を引きつけて維持し、最終的には収益性の高い顧客行動を促すものである
と定義されています。もっと簡単に言うと、「ユーザーに価値のあるコンテンツを配信・提供して、ユーザーとの良好な関係を築き、最終的に購買につなげる」ということです。
コンテンツの種類には、ブログ、動画、ホワイトペーパー、メールマガジンなど、さまざまなものがありますが、価値のあるコンテンツを発信することが「コンテンツマーケティング」の重要なポイントです。
Webマーケティングと何が違うのか?
コンテンツマーケティングはしばしば、リスティング広告やSEO対策、ランディングページなどに代表される、従来のWebマーケティングやWebプロモーションに取って代わる手法のように語られることがあります。
しかしながら前述の通り、コンテンツマーケティングは「コンテンツを軸に最終的な購買行動につなげる」ためのマーケティング手法であり、コンテンツの配信メディア(チャネル)や配信方法は限定されていません。
従来のWebマーケティングでは「短期的・直接的に購買行動につなげる」ことが重視されがちでしたが、コンテンツマーケティングは、
- ユーザーにとって価値あるコンテンツを軸に
- それぞれの顧客フェーズ(ファネル)に最適なタイミングで
- 高い費用対効果が見込まれる適切なメディア(チャネル)を通して
長期的・間接的に実施される、言わば従来のWebマーケティング・プロモーションの「進化系」であると考えられます。
購買行動につなげる=刈り取ることだけでなく、長期的に見込顧客を育成(リードナーチャリング)することや、既存顧客にファン(リピーター)になってもらうことも、コンテンツマーケティングの目的なのです。
コンテンツマーケティングの主軸は「オウンドメディア」
コンテンツマーケティングにおいては、コンテンツの配信メディア(チャネル)や配信方法は限定されないものの、以下に挙げるオウンドメディアのメリットから、コンテンツマーケティングの主軸に成りえるのは「オウンドメディア」(自社・自サイト所有のメディア)であると言えます。
オウンドメディアのメリット1「広告出稿やSNS等と比べて自由度が高く、多くの情報を盛り込める」
「オウンドメディア」は文字通り企業が自社で所有するメディア(Webサイト)です。
広告出稿やSNS発信などに比べ、クリエイティブや発信内容の自由度が高く、多くの情報を盛り込めます。前例の無い施策や、効果を予測しづらい施策でも、試験的な取り組みとして比較的低いハードルで実施することが可能です。
広告出稿と違って自社内で企画・公開が素早くでき、PDCAサイクルを短期間で回せます。なおかつ、一貫した世界観を醸成しやすい、といった点もメリットです。
オウンドメディアのメリット2「顧客情報が簡単に取得・蓄積できる」
コンテンツマーケティングにおけるストーリー戦略や既存顧客との関係維持において、メールアドレスや属性といったユーザーの顧客情報を取得(会員化)し、活用することは欠かせません。
メールアドレスの取得は、メルマガやホワイトペーパーなどのダウンロードコンテンツの展開で主に得られるものですが、潜在顧客の興味関心分野(インタレスト)や属性などは、GoogleAnalyticsなどのWeb解析ツールで簡単に取得できます。
外部のSNSやブログサービスなどでも属性情報の取得はある程度可能ですが、詳細情報を得るには別途サービス料金を取られることも多く、データ蓄積にもオプション料金がかかるなど、不自由な点が目立ちます。
しかしオウンドメディアであれば、GoogleアカウントのAnalyticsやSearch Consoleなどの各種サービス(無料)と紐付けることによって、Webサイトを訪れたユーザーの詳細な情報が簡単に得られます。
オウンドメディアのメリット3「コンテンツが資産になり、集客効果が半永久的に続く」
例えばリスティング広告や外部メディアでの広告出稿の場合、出稿費用を払い続ける必要があります。
オウンドメディアで展開したコンテンツは、自社の資産として長期的にさまざまなシーンで活用ができます。価値あるコンテンツであれば、出稿費用を払わずとも、自然検索などから集客し続けられるのです。
オウンドメディアで展開できるコンテンツはブログだけではありません。導入事例、クライアントインタビュー、メルマガ、ホワイトペーパー、デモ、動画、よくある質問、などそれぞれの顧客フェーズ(段階、ファネル)に応じた価値あるコンテンツを提供することが可能です。
コンテンツマーケティングは、こうした特徴を持つオウンドメディアを主軸に、他のメディア(チャネル)と効果的に連携させながら実施することが大切です。
コンテンツマーケティングを成功に導く7ステップ
1.目標設定(KGI・KPI設定)
まずはコンテンツマーケティングのゴールを明確にします。コンテンツマーケティングを長期的に継続し、PDCAサイクルを回していくためには、売上高や受注件数といった最終目標だけでなく、流入数・PV数・平均サイト滞在時間などのプロセス指標まで、具体的で段階的な目標を設定する必要があります。
2.戦略策定
コンテンツマーケティングの第一歩である「見込み顧客の獲得」から、購買行動・リピートへとつなげるために、潜在顧客や競合他社の調査にもとづき、ペルソナ(顕在+潜在顧客像)設定と、カスタマージャーニー(購買までのプロセス)設計を行います。
これにより、ユーザーへ提供するコンテンツの種別だけでなく、最適な配信メディアや配信タイミングもプランニングができます。
3.世界観の定義
設定されたペルソナにフィットしやすい世界観を定義します。これから制作・配信する多様なコンテンツを通してこの「世界観」を一貫して保つことで、ユーザーに対して、サービスや商品、企業のイメージを効果的に形成することができます。
4.テーマ設定/コンテンツ企画
テーマは、以下のポイントを考慮して設定します。
- ユーザーにとって価値があること(ユーザーが知りたいと思っていること)
- 最終的に購買行動につながること(サービスや製品に関連すること)
- こちらが伝えたいことを、ユーザーのベネフィットに変換すること(企業目線をユーザー目線に置き換えること)
- テーマの競合性が高くないこと(類似テーマを扱うサイトが多くないこと)
上記で設定されたテーマに沿って、ニーズのあるキーワード調査などに基づき、具体的なコンテンツを企画します。
5.コンテンツ制作/ディレクション(進行管理・品質管理)
ここまでのステップを経て、いよいよコンテンツの制作に入ります。
計画したスケジュールやコンテンツの品質を守るためには、制作体制だけでなくコンテンツディレクション体制を構築し、運用することが大切です。
6.効果測定・評価
公開したコンテンツや配信方法は一定期間ごとに効果を測定し、当初設定したKPIに基づき評価します。
ターゲットとする顧客フェーズ(段階、ファネル)によってコンテンツや配信方法は異なりますので、それぞれの目的に沿った項目で効果を測定することが重要です。
7.アクションプランの見直し・実行
評価結果に基づき、目標を実現するため(もしくは目標より高い結果を生み出すため)の改善策を策定し、実行します。
コンテンツや配信方法の改善だけでなく、状況に応じて、目標や戦略自体も見直しを行います。
SSCのコンテンツマーケティング運用
高い注目を集めるコンテンツマーケティングですが、依然として、
- アウトソース(外注)ではコストが見合わない
- 内製の場合、スキルやリソースが不足しがち
- 長期の継続が困難
- 効果を感じづらい
といった、運用上の課題を多く抱えています。挫折しない、途中で諦めないための目標設定や環境構築が、実はコンテンツマーケティングで最も難しいポイントかも知れません。
そこでコンテンツ制作業務をそのまま外注にしてみてはいかがでしょうか。当社SSCは、そうしたお客様の課題を解決するため、「現実的な価格」で「長期的に継続する」ことができ、「効果を感じられる」コンテンツマーケティングをご提供します。
経験豊富なコンテンツディレクターとWebデザイナーチームが、オウンドメディア構築・運用をはじめ、ソーシャルメディアやホワイトペーパー制作、メルマガに至るまで、幅広いメディア・多様なコンテンツを包括的にサポート。Webサイト制作が原点の弊社だからこそ、ご提供できるサービスです。
お客様の社内体制や、社内にお持ちのスキルに応じて合理的に役割分担し、私たちがお客様の「コンテンツマーケティング運用チーム」の一員として、一体感を持って戦略実行に取り組んで行くことが、成功への第一歩だと考えています。
昨今ではインハウスクリエイター(社内デザイナー、社内エディター、社内ライター)を雇用してメディアを運用する企業様も増えました。とはいえ費用対効果が出ている実例はごく稀です。その問題については、下記記事で詳しく解説しております。
コンテンツマーケティングの成功事例・実績
コンテンツマーケティングに関する実績は、秘密保持の観点から詳細のご説明はできませんが、どういった成功に導き、どのような施策を行ったか、下記記事にてご案内しています。