Webサイトの内容を、検索エンジンのアルゴリズムを意識した作りにチューニングし、検索上位表示を狙います。

旧来のSEO対策は「ドメインの古さ」と「ランク」の重視・外部リンクが中心だった

2000年代までの検索エンジンは、ドメインの運用年数や外部からリンクされる被リンクの数などから独自に「ページランク」を決定し、価値のあるサイトかどうかを判断していました。ゆえに、歴史あるドメインや外部リンクを売買する市場がかつては存在していたのです。

しかし、Webサイトの質にかかわらず歴史が古く、外部リンクが多ければ検索順位が上がるという仕組みは、検索ユーザーにとっては「欲しい情報が手に入らない」といった状況を招き、検索結果自体が「価値のないもの」になり下っていました。

Googleを中心とした検索エンジンは、ユーザーの利便性をかなえるため、ドメインの歴史重視、外部リンク重視のアルゴリズムをたびたびアップデートし、より人間の目に近い判断をWebページに加えていきます。

その結果、2010年代に入ると古いドメインや外部リンクを購入していた中身のないサイトは、ほとんど検索圏外に追いやられてしまいました。

最新のSEO対策では「質の高い独自の情報が、適切な形で提供されているか」が重視される

検索エンジンは、「質が高くオリジナリティのあるコンテンツ」を上位表示させるよう、アルゴリズムを適宜アップデートし続けています。小手先でなんとかするような方法による上位表示は、もはや現実的ではありません。

当社がWebサイト制作を承ったサイトの一つに、かつて外部リンクを推奨する業者によってドメインが汚染されしまい、アルゴリズムアップデートのたびに検索順位が落ちるという現象にお悩みだったサイトがあります。回復の過程には大変手間がかかったのは言うまでもありません。詳しい改善内容は下記をご参照ください。

上記のようなことを踏まえても、最新のSEO対策は、「豊富な独自情報が揃っていて、その情報が必要な人に、最適な形で届いているか」といった本質的なものが重視されていることがわかります。

具体的には、下記3つの軸で考える必要があります。

1.検索エンジンだけでなく人間にもわかりやすい内部設計

検索エンジンのクローラ(ロボット)がWebサイトを巡回し、ページ内容に応じて検索順位を決定しています。
一方で、Webサイトはhtmlという文書ファイルで構成されており、その中のタグと呼ばれる要素で記述内容の意味付けを行っています。
このタグの意味付けは、わたしたち人間がWebサイトを閲覧するときは意識することはありませんが、ロボットの場合、タグの意味付けを元にその中の文言を評価します。
そのため、タグの意味付けとその中の文章が異なる場合、わたしたち人間が見る際は全く問題ないにも関わらず、ロボットには全く評価されないことがあります。
タグを正しく理解していない制作会社、制作者が作ったWebサイトの場合、あるべきタグがない、タグの中身がおかしい、タグの使い方が間違っているなど、ロボットに評価されづらい作りになっている可能性があります。
これを正しい状態にチューニングして、ロボットにやさしい(=正しく評価してもらえる)内部設計にします。

もちろん「ロボットだけに向けた、ロボットライクな作り」であってはいけません。ナビゲーションメニューなどを使って、人の目で見てもわかりやすく情報が整理されているか、あるべき場所にあるべき情報が載っているか、誤ったクリックを誘発させる構造になっていないか、なども検索エンジンのロボットはある程度判断して、サイトの価値を判断しています。

2.キーワードの選定と反映

ロボットにも人間の目にも適う内部設計にした後は、サイトが重視すべき検索キーワードの選定とその反映をサイトに実装していきます。ユーザーが検索したキーワードと、Webサイトに記述した文章を一致させるのです。

いくらWebサイトの内容の質が高くても、めったに検索されていないキーワードばかりで構成されていては、いつまでたっても人の目にふれる機会は増えません。
まずWebサイトの内容から連想される検索ワードを列挙し、それらを実際に検索されているキーワード別のボリューム(検索数)と比較して、Webサイトの内容と関連していて、且つ検索ボリュームの多い、上位表示を狙うべきキーワードを選定します。

次に、検索エンジンのロボットが重要視するタグの中に、それらのキーワードを自然な形で含められるか検討し、反映します。
場合によっては、既にある内容を改変したり、新しいコンテンツを作成したり、といった工夫をする必要があります。

3.コンテンツSEO

選定したキーワードを意識したコンテンツを自身のWebサイトに掲載することで、検索エンジンの上位表示を狙う施策です。
現在のWebサイトのドメインの下にWordPressなどを用いてブログを開設し、そこへ有益な情報を更新し続けることによって、検索からの流入を増やしていきます。

これらのコンテンツSEOからさらに進んだ施策が「コンテンツマーケティング」というメニューです。コンテンツマーケティングには「ニーズとしてまだ顕在化していない潜在需要を広げる」といった役割もあります。

「コンテンツマーケティング」についての詳しい内容は下記をご覧ください。

SSCが提供する「コンテンツマーケティング」とは

内部SEO対策の実績

内部SEO対策の費用例

内部設計の改善点抽出・キーワードの選定

検索エンジンのクローラに最適化された作りになっているかどうか調査し、改善点があればそれらを洗い出します。また、対象サイトのビジネスモデルを理解した上で、コンバージョンに繋がる、検索ボリュームの多い、上位表示を狙うべき検索キーワードの選定を行います。更に、選定したキーワードをどのように反映すればよいかの企画をご提案します。改善点とキーワードに関する企画をまとめたレポートをお渡しします。

費用の目安 100,000円
調査期間 1週間程度

内部設計のチューニング

洗いだした改善点に基づき、内部設計のチューニング作業を行います。手を入れる前のWebサイトの状態により、費用が異なります。

費用の目安 50,000円~
制作期間 1週間~

キーワードの反映

選定したキーワードを、Webサイト上のコンテンツに反映していく作業を行います。

費用の目安 50,000円~(キーワード選定のレポート内で都度お見積りさせていただきます)
制作期間 制作期間:1週間~

コンテンツSEO・コンテンツマーケティングの実施

ブログシステムの構築と、投稿する記事内容のコンサルティング・編集作業を行います。お客様自身にブログを執筆していただく必要があります。

費用の目安 初期費用100,000円、月額50,000円~

弊社にてブログを運営することも可能です。詳しくは、「コンテンツマーケティング」をご覧ください。

更新代行サービスのポイントで対応

「内部設計のチューニング」「キーワードの反映」作業は、SSCの更新代行サービスのポイント内で実施することも可能です。
詳しくは、「更新代行サービス」をご覧ください。

費用の目安 月額5,400円~