【SEO実績報告】サイト公開2ヶ月後に検索順位1〜2位へランクイン!表示順位と業界別のクリック訪問率(CTR)にも注目

昨年2020年11月末にサイトが公開され、いよいよオンライン講座の販売が今年2021年2月末にスタートした「榎本メソッド小説講座オンライン」(以下「榎本メソッド」とします)。当社スマートスタイル・コンプレックスはWeb集客コンサルティングとしての役割を担い、Webサイトの設計デザインとともに、無料閲覧できる「公開講座」のコンテンツ制作もお手伝いしました。コンテンツ公開にはSEO(検索エンジン最適化)による順位上昇とアクセス数アップという目的もあります。

今回は榎本メソッドにおいて、どういったSEO施策が功を奏したかをご報告し、SEOコンテンツには何が必要かを解説したいと思います。

その前に認識していただきたいのは、SEOは即日結果が出る性質のものではないということです。その代わりに都度のメンテナンスさえしっかり行っていけば、新たな広告費用をかけることなく持続的なアクセスが望めます。また、ご紹介するSEO成果例は、これからさらに良くなる可能性もあるので「途中経過報告である」ということをご承知ください。

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とある検索クエリの検索順位とCTR(クリック率)の推移

とある検索クエリの1ヶ月ごとの推移

榎本メソッドとビジネス上関連性が非常に深い「とある有望な検索クエリ(フレーズ、キーワード)」の情報を抽出し、月ごとに並べました。該当クエリにおけるGoogle検索の順位と、検索結果に表示された回数、さらに検索結果リンクをクリックした数=サイトを訪れた数とクリック率(CTR)の推移を示したデータです。

まずユーザーの使用デバイスは、PC1:モバイル3ぐらいの割合であることをお伝えします。

検索順位は2ヶ月で36位から2位に急上昇!

該当クエリの順位はオープン後1ヶ月のうちに4位(3.7位)へと急上昇し、2月度には2位(1.9位)にランクイン。表示回数、クリック数(検索結果リンクをクリックし榎本メソッドを訪れた数)ともに激増しています。

さらに注目したいのは、表示に対するクリック率(CTR)が1月度ですでに「24.6%」であるという点です。

Google検索順位ごとの平均的CTR(クリックレート)と比較すると?

一般的な検索順位4位のクリック率はどれくらいなのでしょうか?そこで数百万の検索クエリクリック率をGoogleが計測した「GOOGLE ORGANIC CTR HISTORY」のデータから、PC・MP(モバイル)の平均的クリック率を確認し、比較してみましょう。下記の表は2020年12月時点の最新データです。

Google検索順位の平均的CTR

PC検索よりもモバイル検索のCTR値が全般的に低いのは「デバイス画面の大きさ」が深く関係しています。モバイルのスクリーンに表示できる検索結果件数はPCよりも少ないからです。PCとモバイルの違いはひとまず置いておきましょう。

とある検索クエリにおいて、榎本メソッドは1月時点で検索順位4位だったにも関わらず、1〜2位ランクイン相当のCTRと同等だったことがわかります。

4位表示でもTOP表示レベルのCTRとなった3つの理由

有望な検索クエリで3.7位のランクインにもかかわらず、平均的なCTRよりも高水準になったのには、3つの要因が考えられます。

  1. 検索意図(インテント)とコンテンツの合致率が上位サイトよりも高かった
  2. サイトを訪れてみたい気持ちを後押しするような(上位サイトよりも)魅力的なタイトルと説明文(ディスクリプション)が考案できていた
  3. CTRが全業界平均よりも若干高めなジャンルである

「1.インテントとコンテンツの合致」や「2.魅力的なタイトル・ディスクリプション考案」はSEOの大原則で、どのジャンルのサイトにおいても欠かせない要素です。SERPs(検索結果画面)上で検索ユーザーの目を引き、クリックしてサイトを訪れてもらう主要な取っ掛かりとなるのは、Webサイトやページのタイトルと説明文です(検索エンジンやデバイスによってはファビコンやサムネイル画像も表示要素として入りますが)。

検索意図を満たす「練りに練ったタイトルと説明文」を考案することが、CTR向上のためには必要不可欠であり、この2つを厳守した結果が、水準よりも高いCTRの値につながったのではないかと推測できます。

「ユーザーを失望させるコンテンツであってはならない」が大前提

当然ですがコンテンツ制作者は検索意図を満たすタイトルと説明文さえ考えればいいというわけではありません。検索経由でサイトにランディングしたユーザーを失望させないコンテンツ内容を執筆し仕上げることがそもそもの大前提です。

コンテンツの中身と合っていない「釣りタイトル」と「釣り説明文」でたとえ検索順位の上位を取ることができても、滞在時間が短く直帰率や離脱率が高ければWebサイト本来の目的は果たせないからです。

業界によってCTRの傾向は異なる

CTRが良い3つの要因のうち、最後の「CTRが全業界平均より若干高めなジャンル」についても詳しく解説しておきましょう。

検索エンジンにおけるCTRが高くなりやすい業界は、人と人とのマッチング事業、旅行・観光業、弁護士・支援団体、自動車関連業界などです。逆にCTRが低い傾向にあるのは、技術系、BtoB、消費者サービス、求人系サービスなどです(Word Stream|Google Ads Benchmarks for YOUR Industryより)。

榎本メソッドはエンタメ小説家の“育成講座”なので「教育」に分類することがもっとも適していそうです。先ほど引用したWordStream社データの教育ジャンルの平均的CTRは3.78%でした。微妙な数値ですが、全業界平均のCTRよりもやや高めだということがわかります。

広告・リッチリザルトの占有面積や割合もCTRに大きく関係

CTRに関わる要素として、ほかに「リッチリザルト(用語解説、動画、ニュース、地図など)の表示率」や「Google広告(リスティング広告)の表示件数」といったものがあります。

検索クエリの種類(Know=知りたい、Go=行きたい、Do=やりたい、Buy=買いたい)や業界によっても枠数は変化しますが、広告枠とリッチリザルト枠は年々拡大・増加傾向にあり、検索クエリのCTR低下に大きな影響を及ぼしています。

Google広告の公式見解では「検索クエリのインテントに則した適切な広告が表示できるようになり、枠や件数自体は相当減っている」としていますが、SEOの現場の感覚では「リスティング広告の件数も増えたし、ナレッジグラフやリッチリザルトも頻出しているし、キツイなあ…」と愕然とすることが増えました。

広告やEC表示件数が断トツな「YahooPC検索」のCTRがとくに低い!

PC版Yahoo!検索のSERPs(検索結果画面)1位にランクインしてもこんなに下…

今回調査したクエリの各エンジン・デバイスごとのSERPs構成は下記のとおりです。検索ユーザーの属性、検索した地域、検索した時間、周辺キーワードの検索回数などで多少変動する可能性があることをご了承ください。

  • Google検索PC版:最上部に広告なし。最下部にGoogle広告3件
  • Google検索モバイル版:最上部にGoogle広告3件、5〜6位の間に「他の人はこちらも検索」のサジェストワード枠、10位の下に書籍EC欄、その下にGoogle広告3件、その下に関連キーワード群(サジェストとは別のキーワード)
  • Yahoo検索PC版:最上部と最下部にリスティング広告4件ずつ(計8件)、10位の下にヤフー知恵袋の関連Q&A、ユーザーによっては5〜6位の間にPayPayフリマやYahoo!ショッピングの広告(主に書籍)
  • Yahoo検索モバイル版:最上部と最下部にリスティング広告3件ずつ(計6件)、10位の下にヤフー知恵袋の関連Q&A

以上の結果を受け、各SERPsの激戦度合いをランク付けすると、

GooglePC検索(下部のリスティング広告のみ)>>>Googleモバイル検索=Yahooモバイル検索>>>>YahooPC検索(リスティング広告、EC、Q&Aなど多数)

といった順番になり、左にあるほどCTRが高く、一番右の「YahooPC検索」のCTRがもっとも低くなると推測できます。

Search Consoleのデータ上では検索クエリが経由したエンジン(Google、Yahoo、Bing等)は不明ですが、経由したデバイス情報は確認できます。そこで今回注目した重要な検索クエリのPC経由のCTRを見てみると25.5%となっており、モバイル経由のCTRは17.8%で、かなりの差が発生していました(2021年1月分の計測データより)。PC版Yahoo検索画面のCTRがもっとも低いと思われるものの、この差分を見るとPC版Google検索経由で訪れるユーザーが多いのではないかと考えられます。

一般的にディスプレイ面積が小さいモバイル画面ほど広告やリッチリザルト(強調スニペット、地図、サジェストキーワード、EC等)の占有率が増えるので、モバイル検索の方がPC検索よりもCTRは低くなります。

今回調査した重要検索クエリのSERPsには、広告、Yahoo知恵袋のようなQ&A集、書籍ECなどが表示されましたが、一方で「強調スニペット」(詳細な用語説明ボックス)は表示されず、ニュースや動画などのリッチリザルトの表示もなく、サービス提供地域も限定的ではないので地図情報も出ませんでした。

このクエリのSERPsは「デバイス・エンジンによってCTR低下につながる要因が多く表示されることもある」という状態なので、「CTRが良好な理由」には該当しないと判断しました。

検索上位争いに入ったらリスティング広告の併用と、他の有望な検索クエリに目を向けランクインキーワードを増やすべし

今回取り上げた重要検索クエリの順位は、2021年3月現在1位から4位の間を行ったり来たりしています。1、2位を争う単一の検索クエリに固執して競合としのぎを削り続けてもアクセスはそれほど変わりばえしないので、リスティング広告などを併用しつつ、今後はほかの有望な検索クエリに目を向けていく必要があります。

現在ランクインしているクエリの中でも「コンバージョンに近い」(講座申込みのモチベーションが高い)という視点から有望なものを選び、その中から上位ランクインのクエリを増やしていく方法がサイトの目標達成にはもっとも効率的です。たとえば10位近辺をうろうろしているクエリでCTRがそこそこ高いものがあるとします。上位になればなるほどCTRは上がるので、10位から1位を目指す価値はおおいにあるでしょう。

さらにそれらの検索順位も軒並み上位表示されて頭打ち状態となった場合は、検索クエリの範囲を拡大し追加していかなければなりません。今回計測対象として取り上げた榎本メソッドはまだその段階にはありませんが、いずれ検索クエリの見直し・追加をする日はやってきます。今後も榎本メソッドの展開にご期待ください。

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