「コピペライター問題」と「原稿料安すぎ問題」は表裏一体かもしれない
2016.11.04
最初にお断りしておきますが、弊社では「コピペ厳禁!」を合言葉に実務をおこなっておりますので、コピペ記事を使うことはまずありません。
さて、タイトルだけで言いたいことが全部伝わった気がするので、私からは以上です!
でも続きます(涙)
蛇足の説明
ぶっちゃけた話をしますと、WEBメディアの運用フェーズにおいて「ページ数を増やす」というのはSEO的な命題でして(コンテンツマーケティング的には非常にジレンマがありますが)、とにかくいたずらに文字数を浪費してもいいので「文字数の多いページをたくさん作る」という作業がWEBメディアの現場では重要視されがちです。
俗に言う「クソ記事量産体制」ですね。
現在SEO界隈だけでなく一般のネット界隈でも騒がれている某キュレーションメディアのアレなSEO事件。
これも有害情報をネットの海に撒き散らし、「クソ記事量産体制」を良しとした企業体質に批判が集まっているわけでして、同業者としても、一人のユーザーとしても今後のゆくえが非常に気になっております。がんばれ、SEOハンター!(やっぱりそっち目線ですよね)
問題の本質は依頼の仕方なのか?原稿料なのか?
さて、ライターさんに書いてほしい大きなテーマを渡し、「○文字以上で、とにかくたくさん書いてください」などと気軽に依頼を投げますと、厄介なことになりがちです。
プロとして活動されているライターではなく、お小遣い稼ぎの延長でやっている方に依頼すると、「参考記事コピペ、語尾リライト、ゆえに読みづれえ!」(言葉が荒くて申し訳ありません。。)というレベルの記事が上がってくることがしばしば。
これは私のやり方の問題なのだろうと、そのテーマに類似する参考記事を5記事ぐらいリストアップし、書いてほしい要素を箇条書きにし、最終段落のオチまでの流れをざっと説明し、
- 「参考記事はエッセンス程度で」(パクリは厳禁ですぞ!)
- 「必ず○○さんなりの視点・解釈で」(じゃなきゃ面白くない!)
- 「○○さんの言葉でアドバイスを」(つたなくても良いので!)
とお願するように改善。
しかし上がってきた記事は、参考記事としてピックアップした最初の1記事のほぼコピペ原稿。
結局その原稿は、私や常駐ライター諸氏とともに大幅加筆+リライトという作業をして、ようやく世に送り出す、という手間暇をかけることとなります。
最終的に出した結論は「注意しても指導しても(コピペを)やる人はやる」。
悲しいけど事実です。
さて、フリーランスでライターとしても活動している私はふと思いました。
「この原稿料だと、そういう発想になる人もそりゃ多数出ますよね」と。
もちろんライター全員が全員、そういうスタンスではありません。
原稿料にかかわらず、自分の経験で得た情報を、自分の言葉で一生懸命つづってくれる方も大勢います。私自身もライターとして実務にあたる際は最善をつくします。
しかしこの原稿料の安さで、ある一定のクオリティを要求するメディア側にもおごりがあるのでは?とも思うわけです。
フリーランスのライターとして、メディア編集者として、そんなジレンマを抱えつつ、今日もコピペハンター立見は作業しております。
弊社では「コピペ厳禁!」を合言葉に、オリジナルのコンテンツを日々、送り出しております。
また、「コピペではない良質な記事を書いてくれるライターさんの原稿料を上げる」キャンペーンも実施中‼︎
キャンペーンというか、ごく普通のことですが。。
とにかく私は一ユーザーとして、WEB上で質のいい記事が駆逐されてしまうことに我慢がなりません。
霞を食って生きながらえているWEBライターのみなさん、ともに戦おうではありませんか!
わーわーわー(録音された歓声が廃墟となった町に響き渡る。END)
まとめ
- コピペ、ダメ、絶対!
- 「コピペハンター」と呼ばれても、あまりうれしくはない
- まっとうなWEBライターは霞を食って生きている
コンテンツマーケティング部門の心がけ
弊社がご提供するサービス「コンテンツマーケティング」の部門では、より多くの読者の方にWEBコンテンツが届くよう、検索エンジン対策としてのライティング以上に、人の目にも最適化された「読みやすい文章を書くこと」を重要視しています。
コンテンツマーケティングにお悩みのWEBサイト担当者の方は、ぜひ一度ご相談くださいませ。
立見
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