【読みやすい文章を書く方法STEP1】こんな漢字はひらがなで書こう!
2016.09.27
はじめまして。メディアディレクター兼ライターの立見です。
弊社ではコンテンツディレクションのほかに、リソースが足りないときはライターとしても活動しています。
この記事では、WEBサイト運営をしていくうえでもっとも重要なのは「読みやすい文章を書くこと」であると考え、ディレクター兼ライターの実務で得た「文章に関するノウハウ」を皆さんにお伝えできればと思います。
まず第一弾として「漢字はひらこう!」というお話から。
「ひらく」とは?
「ひらく」というのは校正用語で、漢字をひらがなにすることを意味します。
私自身が記事を書くときは、難しい漢字を多用せず、漢字にすると仰々(ぎょうぎょう)しくなる場合は使用を避け、読みやすい文章でお伝えすることを常に心がけています。
どの漢字をひらけばいいの?
一般的な“ひらく漢字”の代表例を、WEBマーケティングメディア「ferret [フェレット]」から引用しますのでご参照ください。
・形式名詞
こと(事)・もの(物)・とき(時)・ところ(所)・ため(為)
※「~すること/事の重大さに~」など、別の語句を受ける場合はひらくことが多く、単独の名詞として用いる場合は漢字を使用する・副助詞
など(等)・まで(迄)・ほど(程)・くらい/ぐらい(位)・接続詞、副詞
および(及び)・すなわち(即ち)・すでに(既に)・たとえば(例えば)・なかなか(中々)・ぜひ(是非)・数や状態を表す名詞、副詞、形容動詞
さまざま(様々)・いろいろ(色々)・すべて(全て)・たくさん(沢山)・敬語表現
いたします(致します)・いただく(頂く)・ください(下さい)・抽象的、具象的な語句どちらにも用いられる動詞
いう(言う)・もつ(持つ)・みる(見る)
※具体的に誰かが喋る、形のあるものを持つ・見る場合は、漢字を使用することが多いweb?Web?WEB?ホームページの表記ルールを統一するために気をつけたいポイントまとめ|ferret [フェレット]
また、下記のページにある「ひらく」漢字例も参考になるので、興味がある方はぜひ一度目を通してみてください。
Web文章入門 : 特別編 漢字とひらがなの使い分け方 | はじめてWEB
思わず漢字で書いてしまいがちな例
私自身がライターさんから原稿をもらったときに「ひらいた方がいい」と思うことが多い漢字をあげていくと、
- 出来ます → できます
- 〜と言う→〜という
- 〜という物が→〜というものが
- 下さい→ください
- 〜という事が→〜ということが
- この通り→このとおり
- 是非→ぜひ
このあたりがとくに気になります。
ただし最後の「ぜひ」「是非」に関してですが、これに連なる文字が漢字かひらがなか(是非一度→ぜひ一度、ぜひとも→是非とも)で使い分ける場合もあるので、バランスで漢字にしたり、ひらいたりします。
またサイト内で漢字表記が決定している名称や、正式表記が漢字の名称、固有名詞などはひらかない、といった例外もあるので注意が必要です。
ひらく基準が難しい…と感じる人は
どの漢字をひらいていいのか見当つかないよ!という場合は、手書きで書くときに「この漢字、わざわざ使う?」と一回一回自分に問いかけてみる、というのも一つの方法です。
スマホやPCの漢字変換機能をそのまま鵜呑みにせず、なるべくひらく習慣を身につければ、あなたの文章はもっと読みやすくなるはず!
(手書きで「鵜呑み」って書けないな…)
SSCライターの心がけ
弊社SSCでは、より多くの読者の方にWEBコンテンツが届くよう、検索エンジン対策としてのライティング以上に、人の目にも最適化された「読みやすい文章を書くこと」を重要視しています。
コンテンツマーケティングにお悩みのWEBサイト担当者の方は、ぜひ一度ご相談くださいませ。
立見
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