2021.11月コアアップデート実施【アプデ来た】

2021.11.22

2021年11月18日深夜（日本時間）、Googleが大規模なコアアリゴリズムアップデートの実施を発表しました。その名も「November 2021 Core Update」です。

今回は11月コアアルゴリズムアップデートで何が起きているのか？傾向と対策について現時点でわかるところだけ、かいつまんで解説します。

※Googleコアアルゴリズムアップデートについて詳しくは以下の記事をご覧ください
Googleコアアルゴリズムアップデートの傾向と対策[2021年6月版]
Googleコアアップデートの傾向と検索順位の新指標「コアウェブバイタル」とは

Googleコアアルゴリズムアップデート……長いので以下「コアアップデート」とよびます。

Later today, we are releasing a broad core update, as we do several times per year. It is called the November 2021 Core Update. Our guidance about such updates is here:https://t.co/0LAL28ueDq

— Google Search Central (@googlesearchc) November 17, 2021

11月コアアップデートのポイントは？

そもそも何が起こるの!?
インデックスされている記事において、キーワードの検索順位が大きく変動しやすくなる

どのくらいかかるの？
公式Twitterの情報によると、ロールアウト完了まで1～2週間

何をすればいいの？
1～2週間はキーワードの順位をチェック（そして平常心でいること！）

どうやって知るの？
コアアップデートの事前告知は公式Twitterでキャッチできます
（外部リンク）Google Search Central

現状（11/20現在）わかる範囲の変動値

2021年11月コアアップデートによるKWの順位変動

※Gyro-nSEOで調査

YMYL領域（医療・不動産）において上記画像のとおり、大きめな変動を確認しました。

注目点は、普段から順位が動きやすいキーワードで大きな変動を確認したこと。1ヶ月スパンで見て、順位が安定しているキーワードで大きな変動はまだみられませんでした。

とはいえ、ロールアウト完了までにはまだ期間があります。もうしばらくはおとなしく変動を観察したいと思います。

「November 2021 Core Update」の対処方法は

YMYL領域での大きな変動をみると、さらに「E-A-T」を高めることが重要になってきたと予想されます。そのため以下の項目を見直す必要がありそうです。

EATを高める

Googleが公表している品質評価ガイドラインには、重視する項目として、Expertise（専門性）、Authoritativeness（権威性）、 Trustworthiness（信頼性）を上げています。これらの頭文字を取ってこの指標を「E-A-T」と呼んでいます。

UXを高める

ユーザーエクスペリエンス（User eXperience）は、「ユーザーがサービスを通じて得られる体験」のこと。このユーザーの体験を改善し、サービスを向上させることが大切です。

検索意図に応えるコンテンツ作り

ユーザーが検索キーワードを入力するときの「目的、意図」を考え、ユーザーが求めるものを提供できていなければなりません。

参照：（外部リンク）Google のコアアップデートについてサイト所有者が知っておくべきこと

また、2021年10月に改訂された最新版の品質評価ガイドラインによると「サイト作成者の情報が重要視される」という傾向が今後一層強くなるそうです。

「コンテンツの責任者は誰なのか」
「どんな人がどのレベルの知識で発信している情報なのか」

これらがサイトにしっかり明示されていることの重要性についても強く言及しています。YMYL領域で特に上記が品質の評価に影響するというのは以前からGoogleがアナウンスしていたことです。

参照：（外部リンク）検索品質評価ガイドライン（General Guidelines）[2021 年 10 月 19 日付の改訂版]

品質評価ガイドラインは検索順位に直接影響を与えるものではないといわれています。Googleの評価者がサイトやページの品質を評価するときのガイドライン（マニュアル）です。

この評価をもとに検索アルゴリズムがきちんと稼働しているかを判定し、アルゴリズムの改善に役立てています。

しかし「Googleが目指す検索結果のあり方」がわかるので、コンテンツ制作にかかわる方は読んでおくことをおすすめします。

電通デジタルさんのサイトで日本語解説版が読めます
(外部リンク)電通デジタル・Google 品質評価ガイドライン解説

※YMYL領域ってなに？と思った方は以下の記事をご参照ください
医療系サイト・YMYLサイトにおける有効なコンテンツマーケティング施策とは

11月コアアップデートのまとめ

落ちてしまったキーワードを再び上位表示するためには、さまざまな対処方法があるのでついそわそわしてしまいますが、焦りは禁物です。

コアアップデートが終わってもしばらく変動が続くこともあります。また放っておいたら戻ったはずが、リライトを急いでしまったばっかりに帰らぬKWに……というケースもあり得るため、順位の変動を見守り、動きが落ち着いたら対策を考えましょう。

SEO担当者にとって、ドキドキの期間が始まりました。でもこんなときは冷静に「Google のコアアップデートについてサイト所有者が知っておくべきこと」のおさらいをおすすめします。

今回の記事はコンテンツ制作チーム・三輪がお届けいたしました……
……ちょっとGRC回してきますっっ!!

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創業2011年から現在まで、およそ200社のWebサイト・コンテンツ制作・コンサルティングを手掛けてきたWeb専門代理店です。営業に関するお知らせやプレスリリースのほか、当社で蓄積したWebマーケティングに関する知的資産（ナレッジ）を公開します。執筆者はデザイン、開発、SEO、コンテンツマーケティング、営業など各部門の専門家です。