現行版Googleアナリティクスのサポート終了について
2022年3月16日、Googleが現行版Googleアナリティクス=ユニバーサルアナリティクス(UA)のサポート終了を発表しました。
今回はUAの基礎的な知識から、いつまでにどんな対応を行えば良いかまでを解説します。
ユニバーサルアナリティクス(UA)とは?
ユニバーサルアナリティクス(UA)とは、Google Aanalytics(GA)のバージョン3としてリリースされたアクセス解析ツールです。
GAは無料で使用でき、Webサイト内のユーザーの流入量・ユーザー属性・流入元・CV数・CV経路など、Webサイトのパフォーマンスを把握することができるので、ほとんどの企業のWebサイトに導入されているツールです。したがって、UAのサポート終了は多くの企業に衝撃を与えました。
どのように対応したら良いか?
Google Analytics 4プロパティ(GA4)という、GAのバージョン4(最新バージョン)が2020年にリリースされているので、それを導入してください。
「なんだ。バージョンアップするだけなら簡単じゃん」とお思いになる方もいるかと思いますが、そう簡単にはいきません。
UAとGAでは、そもそもサイトに対する考え方自体が異なっています。それに伴い、データの計測方法や管理画面など、UAとGA4の間には大きな違いがあります。したがって、軽い気持ちでUAからGA4に移行すると、「今まで取れていた数値が計測できなくなった…」「そもそも管理画面の見方が分からず途方に暮れてしまった…」といったことが想定されます。
GA4導入
UAは2023年の7月1日から計測ができなくなり、その半年後には管理画面が見れなくなります。
「まだ1年以上猶予があるのなら、また後で考えよう」と思った方もいるかもしれませんが、そうはいきません。なぜなら、UAとGA4は計測方法自体が異なっているので、データの移行・引き継ぎはできないからです。
Webサイトのパフォーマンスを分析する際には、過去のパフォーマンスとの比較が必須となります。したがって、UAのサポートが終了した2023年7月1日に、GA4で去年のデータと比較をしたいのであれば、2022年の6月30日までにGA4を導入し、設定まで済ませておく必要があるのです。
UAとGA4は同時に運用することができるので「GA4を導入したらUAが見れなくなる」ということにはならないので、その点はご安心ください。「2022年の6月30日までにGA4を導入し、2023年の7月1日までに徐々にGA4の仕様に慣れていく」というので問題ありません。
SSCのGA4導入サービスに関して
UAからGA4に移行するには、さまざまな作業を行う必要があります。中でも以下の作業は専門知識がないとなかなか行うことができません。
- 現在のUAの設定(タグ)を精査し、移行すべきものを取捨選択する
- イベント設定を行う
- CV設定を行い、CV経路が分かるようにする
- GA4の仕様に沿ったレポートを作り直す など
SSCにご依頼いただければ、サイトの目的を理解した上でGA4を導入し、計測すべき数値が適切に計測できるように設定いたします。
ご気軽にご相談ください。
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