
企業SNSアカウント Facebookとtwitterの使い分けはどうする?|SSCのホームページ制作・集客スクールブログ
2016.12.10

SSCのホームページ制作・集客スクールでは、講座の一つとしてWebマーケティングやプロモーション方法についてお教えしています。
今回はその一部として、企業SNSアカウントの活用方法を、最近の事例を交えながらご紹介します。
企業がSNSアカウントを持つのはもはや常識。事業別・サービス別等で複数のアカウントを1つの企業内で運営しているところも増えていますよね。一口にSNSといっても様々な種類があるわけですが、ビジネス活用が活発なSNSはやはりFacebookとTwitterです。
FacebookとTwitterはれぞれ特性を持っています。上手にビジネス活用するためにはどのような使い分けをすれば良いのか、お悩みの方も多いのではないでしょうか。今回は、Facebookとtwitterの使い分けについてお伝えします。
Facebookとtwitterの特徴
まずは、Facebookとtwitterの特徴をおさえておきましょう。
Facebookとtwitterの違いは、「実名登録」です。
Facebook利用者のうち実名登録をしている人は7割を超えます。
実名登録をしているということは、職場、学校、プライベートなど現実世界のつながりのある人同士がfacebook内でもつながっているという事です。つまり、知っている人が投稿している=投稿内容への信頼性が高いというのがFacebookの特徴です。
企業アカウントへコメントを書き込む人たちも実名であるケースが多く、twitterと比べて真面目な発言が多いです。
【Facebookの特徴まとめ】
・実名登録7割超え(2014年3月総務省、調査研究結果)
・現実の人間関係が反映されているケースが多い
・実名制なので、モラルのある利用が多い
・メッセンジャー機能などと連携しており、手軽なビジネスツールとしての利用も活発
twitterはFacebookとは違い、匿名利用が7割を超えます。(2014年3月総務省、調査研究結果)
匿名ですと、実際に友達でなくても同じ趣味を持つ人同士の自由なつながり(ソーシャルだけのつながり)が生まれやすいくなります。匿名は実名に比べ発言責任が低くなりがちなため、モラルを守らない発言などが問題になるケースもしばしばあります。さらに、twitterは投稿できる文字数が1回につき140文字と限られているのも特徴です。
【twitterの特徴まとめ】
・匿名登録7割超え(2014年3月総務省、調査研究結果)
・ソーシャル上だけの人間関係が多い
・匿名制なので、カジュアルな内容も多い
・1投稿140文字の「つぶやき文化」でショートブログ的な要素も持つ
Facebook運用成功事例
Facebookを上手に運用している企業の事例をみてみましょう。
ブランディングに成功:土屋鞄製作所
土屋鞄製作所は、もともとはランドセル作りからスタートし、現在は大人向けの革製品も制作・販売しているブランドです。Facebookの投稿では、「製品へのこだわりや良質な革素材についての投稿」や「革製品が良く馴染む丁寧な暮らしの投稿」など、ブランディングの上手さが目を引きます。
製品紹介では、単なる商品写真の投稿ではなく、利用シーンやライフスタイルの中に製品を置いて紹介しています。革製品の魅力が最大限に伝わるよう、一手間の工夫がされているところが素晴らしいです。
シズル感のある写真:キリンビール
いわずと知れた飲料ブランド「キリンビール」のFacebookページは、シズル感のある写真が特徴的です。
キンキンに冷えたビールと良く合うおつまみを絶妙な時間帯に投稿しています。
「今週もおつかれさまでした!」という文章と共にこの投稿が配信されると、いいねとコメントが殺到しています。
他にも新商品のモニターを募集するキャンペーンなどを告知したり、ビールに合うおつまみレシピを紹介したりと人気があります。
twitter運用成功事例
twitterを上手に運用している企業の事例をみてみましょう。
大手企業なのにおもしろ発言:タニタ株式会社、シャープ株式会社
twitterでは本当に有名なこの2アカウント。大手企業であるにもかかわらず、人間味が溢れ面白いツイートが人気を呼んでいます。「シャープさんとタニタくん」という擬人化マンガもtwitter上で話題になるなど、多くのファンがいるアカウントです。両アカウント同士の交流もtwitter上で見ることができるのもファンにとって魅力のひとつです。
キャラがたっている飲食店:眞踏珈琲店公式、味ん輝
眞踏珈琲店は、東京都神田にあるコーヒー喫茶で、まるで少年ジャンプに出てくるマンガのセリフのようにつぶやかれる店主の叫びが人気を呼んでいます。とくに石井くんというガラスをすぐに割ってしまうゆるキャラ従業員のことがつぶやかれるとフォロワーから多くの反響があります。もうひとつの「味ん輝」は、残念キャラの居酒屋店主が投稿する悲しいつぶやきが面白く人気を呼んでいます。お客さんゼロ状態からスタートし、twitterでのバズから人気店へと変わる様子を追いかけると面白いです。お客さんが来てからも残念ぶりはかわりません。
眞踏珈琲店
味ん輝(ミンキ)
まとめ
Facebookとtwitterを連動してしまっている企業もありますが、これはあまりオススメではありません。
今回見てきたように、SNSはそれぞれ特徴をもっています。その特徴を理解するとどんな内容がユーザーの共感を得られるものかがわかると思います。
Facebookは、信頼性があり且つブランド力がアップするような投稿をしている企業が成功しているし、twitterはとにかく面白いつぶやきが共感をよんでいます。
Facebookとtwitterの運用に悩んでいる方は、ぜひ、参考にしてみてくださいね。

松本
