【注意喚起】安全にFacebookを使うために気をつけるべきこと
こんにちは、岡部です。
ブログのルールを作ってからというもの、みなさまいい感じに記事をアップしてくれているので、コンスタントに更新できています。内容の差し戻しも多くあるので、考える力や文章力の強化にも繋がっていると思われます。岡部は、先週は記事が書けなかったので事務所を掃除しました。
さて、本日は「他人に迷惑を掛けないFacebookの使い方」について。コミュニケーションツールとして便利なFacebookですが、使い方を間違えると他人に迷惑を掛けたり、場合によっては自分の家族や友人に実害が及ぶこともあります。いろんなメディアやブロガーの方が注意喚起されていますが、まだまだ浸透度は低いようで、たまにやらかしている方を見かけます。そこで、少しでも危ない使い方をする方が減ればという思いで、少し整理してみました。詳しく知りたい方は、各項目の参照先を熟読してくださいな(書くのが面倒)。
1.不用意に「アプリの許可」をしない
よく「〇〇検定」や「〇〇診断」「〇〇新聞」といった投稿がウォールに流れてくることがありますね。
これを自分もやろうとすると、「アプリの許可」という操作を求めらます。これは、「検定や診断を行うために必要な情報を、あなたのアカウント情報から取得しても良いですか?」とか、「あなたに変わって、ウォールなどに投稿しても良いですか?」という問いかけを意味します。
よく確認せずに許可したとして、アプリに取得される情報の中には、あなたの個人情報(出身地や現在地、生年月日、メールアドレス、など)はもちろんのこと、友達になっているアカウントの情報が含まれている場合もあります。また、自分が把握していないところで、勝手にウォールに投稿しても良い権限をアプリに与えることもあります。
中には、大手企業がきちんと運用しているアプリもありますが、万が一、悪い人たちが作ったアプリだとすると、こんなに怖いことが起こるかもしれません。
個人情報を抜かれると……
- 悪用される
- 友達に迷惑がかかる
- 商売に使われる
勝手にウォールに投稿されると……
- 投稿を見た友人が、悪意のあるアプリと知らずに使う
- 自分のアカウント名で、宣伝やスパムが投稿される
他にも、こんなことが起こるかも……
- 知らないページに、勝手にいいねを押される
- 自分の友人に、勝手にアプリの招待が送られる
先ほど万が一と書きましたが、実のところ、よく目にする検定系アプリのほとんどは、作った人たちや出処が怪しいアプリばかりです。情報商材屋だったり、海外で作られたものだったり……
出処がハッキリしている場合も、自分たちがやっている全然関連のないページにいいねを押させるなど、宣伝のために運用しているところがほとんどです。こっちの方は実害は無いので別に良いと思うのですが、Web屋としては、意味のない集客方法だなぁ、と思ってます。
友人に対して勝手にアプリへの招待が送られるのも、そのアプリが悪意バリバリのものだった場合は本当に迷惑ですし、そうでなくても、自分が把握していないところで、自分の名前で招待が行くことになりますので、あまり気持ちの良いものではありませんね。不信感を持つ方も、中にはいるかもしれません。
「アプリの許可」が出てきたら、それが本当に安全なものなのかどうか、きちんと確かめてください。確かめる方法が分からない場合は、使わないことをオススメします。
詳しくはこの辺りを。
Facebook 初心者さん向け。なぜスパムアプリが恐ろしいか – Social Magician Makoto Sakata
鑑定アプリはいまや犯罪の温床。誰も手を出すな!! – More Access! More Fun!
いいね!を強要する「自分新聞」がスパムアプリだと話題に。さっそくやってみた – 面白ニュースサイト秒刊SUNDAY
むやみやたらに記事のシェアやいいね!をしない
ウォールを眺めていると、出処がどこか分からない感動話、おもしろ話、衝撃の〇〇、など、共感を誘う投稿が流れてきます。これはそっち系の話を集めたFacebookページが投稿している場合がほとんどですが、こういった共感を誘う投稿はいいねやシェアされやすいので、自分はそのページにいいねを押していなくても、友人や、友人の友人がいいねを押したりしていると目に入ってきますね。
これ、何のためにやっていると思いますか?感動話を世に広めるため?面白いと思ってほしいから?普通、そんなことで時間を掛けて話題を探して投稿なんてしません。よっぽど暇……ではなくて、実はこれお金儲けのためにやっている場合がほとんどです。
バイラルメディアといって、ネット上で話題になりそうなコンテンツを集めて発信、FacebookやTwitterで拡散し、広告費などでマネタイズするサイトがあります。こちらは、発信するコンテンツのポリシーに則って情報を拡散させるビジネスモデルなので、問題ありません。
問題なのは、肖像権やら著作権やらを無視して、情報の出どころの記載もしていない情報を投稿しているFacebookページです。最初は感動話だけを載せておいて、ある程度いいね数を稼いだあとで、売りたい情報商材やアダルト商品のURLを追加したりしています。いいねを押した方は、気付かずにそれらの宣伝に加担したことになります。それを見た友人に、アイツこんなのにいいね押してるよ、と思われたりします。あまり気持ちのよいものではありませんね……
詳しくはこの辺りを。
Facebook悪徳活用事例 感動系エピソードを利用した情報商材販売 – ASSIOMA(アショーマ)
拝啓JOC様、女性アスリートの盗撮写真がアフィで金儲けのネタにされております。対処お願いします。 – More Access! More Fun!
知らないアカウントからの友達申請は許可しない
たまに、知らない人から友達申請が来たりしませんか?これ、安易に承認してしまうと自分のアカウントを乗っ取られてしまう可能性があります。私の経験上、少し前まではモデルや女優の画像を無断で使用したそれっぽいアカウントから申請が来ることが多かったです。(女性の場合は、イケメン俳優とかだったりするのでしょうか……)変な下心で承認すると、あとで大変なことになるかもしれません。知らないアカウントからの友達申請は拒否しましょう。
既に承認してしまっているという方!今すぐ、かたっぱしから外してください。というのも、プライバシー情報の公開設定を「友達の友達まで」にしていると、自分は承認していなくても、友達に承認している人がいると、自分のプライバシーを覗き見される恐れがあるからです。
最近だと、実際の友人と同姓同名のアカウントから申請が来たりします。実際に、私の友人を語ったアカウントから申請が来たこともあります。こちらはうっかり承認しそうになってしまいそうですが、プロフィール写真が設定されていなかったり、基本情報の内容にボロがあったり、投稿が一切されていなかったりしますので、注意深く観察すれば判断できます。また、難しいようなら友達に確認してみるのがいちばん手っ取り早いですね。
こちらは、IPAから注意喚起のアナウンスが出ています。
2013年11月の呼びかけ:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
(記事と関係ないけど、IPAのサイト、titleタグとかhタグの使い方がイケてないなぁ……)
その写真、本当に投稿して大丈夫?
まず友達と写っている写真。きちんと友達に許可を取っていますか?Facebookというクローズドな環境とはいえ、全く自分のことを知らない人に、自分の写真を見られることに抵抗のある人もいます。直接は言ってこないにしても、イヤな印象を受けている人はいます。イヤなんだけどなぁレベルで愚痴をこぼされた経験もあります。人の写真をアップするときは、きちんと許可を取りましょう。
あとは子どもや家族の写真。岡部の年齢的に、親になりたての友人が多く、自分のウォールを見るとお子さまや家族の顔と名前、生活拠点がバッチリ分かる投稿を頻繁に見かけます。先に書いた通り、公開設定を「友人の友人まで」や「一般公開」にしていると、知らない人=悪意のある人に見られないとも限りません。場所と顔を頼りに探して、普段の呼び名で声をかけ、当人の知人を装えば、容易に近づくことができてしまいます……めったに無いことだと思うのですが、万が一ということもあり得ますので、公開設定には十分注意しましょう。
自分の写真も要注意です。特に女性の場合、場所などが分かる写真を投稿すると、ストーカー被害に合ってしまう可能性があります。気になる方は、公開設定や撮影場所との紐付けの設定、背景などに場所が特定できるものが無いかなど、気を配っておくと良いと思います。
まとめ
ここまでいろいろ書きましたが、大体ここにまとまってますね……
知っておきたい、Facebookの怖い話 – NAVER まとめ
こういった注意喚起の間口は広ければ広いほどよいと思うので、このような事実があることをこの記事で初めて知ったという方が、少しでも増えればそれで良いかな、と思ってます。
岡部 征爾
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