【読みやすい文章を書く方法STEP1】こんな漢字はひらがなで書こう!

はじめまして。メディアディレクター兼ライターの立見です。
弊社ではコンテンツディレクションのほかに、リソースが足りないときはライターとしても活動しています。
この記事では、WEBサイト運営をしていくうえでもっとも重要なのは「読みやすい文章を書くこと」であると考え、ディレクター兼ライターの実務で得た「文章に関するノウハウ」を皆さんにお伝えできればと思います。
まず第一弾として「漢字はひらこう!」というお話から。

「ひらく」とは?

「ひらく」というのは校正用語で、漢字をひらがなにすることを意味します。
私自身が記事を書くときは、難しい漢字を多用せず、漢字にすると仰々(ぎょうぎょう)しくなる場合は使用を避け、読みやすい文章でお伝えすることを常に心がけています。

どの漢字をひらけばいいの?

一般的な“ひらく漢字”の代表例を、WEBマーケティングメディア「ferret [フェレット]」から引用しますのでご参照ください。

・形式名詞
こと(事)・もの(物)・とき(時)・ところ(所)・ため(為)
※「~すること/事の重大さに~」など、別の語句を受ける場合はひらくことが多く、単独の名詞として用いる場合は漢字を使用する

・副助詞
など(等)・まで(迄)・ほど(程)・くらい/ぐらい(位)

・接続詞、副詞
および(及び)・すなわち(即ち)・すでに(既に)・たとえば(例えば)・なかなか(中々)・ぜひ(是非)

・数や状態を表す名詞、副詞、形容動詞
さまざま(様々)・いろいろ(色々)・すべて(全て)・たくさん(沢山)

・敬語表現
いたします(致します)・いただく(頂く)・ください(下さい)

・抽象的、具象的な語句どちらにも用いられる動詞
いう(言う)・もつ(持つ)・みる(見る)
※具体的に誰かが喋る、形のあるものを持つ・見る場合は、漢字を使用することが多い

web?Web?WEB?ホームページの表記ルールを統一するために気をつけたいポイントまとめ|ferret [フェレット]

また、下記のページにある「ひらく」漢字例も参考になるので、興味がある方はぜひ一度目を通してみてください。
Web文章入門 : 特別編 漢字とひらがなの使い分け方 | はじめてWEB

思わず漢字で書いてしまいがちな例

私自身がライターさんから原稿をもらったときに「ひらいた方がいい」と思うことが多い漢字をあげていくと、

  • 出来ます → できます
  • 〜と言う→〜という
  • 〜という物が→〜というものが
  • 下さい→ください
  • 〜という事が→〜ということが
  • この通り→このとおり
  • 是非→ぜひ

このあたりがとくに気になります。

ただし最後の「ぜひ」「是非」に関してですが、これに連なる文字が漢字かひらがなか(是非一度→ぜひ一度、ぜひとも→是非とも)で使い分ける場合もあるので、バランスで漢字にしたり、ひらいたりします。

またサイト内で漢字表記が決定している名称や、正式表記が漢字の名称、固有名詞などはひらかない、といった例外もあるので注意が必要です。

ひらく基準が難しい…と感じる人は

どの漢字をひらいていいのか見当つかないよ!という場合は、手書きで書くときに「この漢字、わざわざ使う?」と一回一回自分に問いかけてみる、というのも一つの方法です。

スマホやPCの漢字変換機能をそのまま鵜呑みにせず、なるべくひらく習慣を身につければ、あなたの文章はもっと読みやすくなるはず!
(手書きで「鵜呑み」って書けないな…)

SSCライターの心がけ

弊社SSCでは、より多くの読者の方にWEBコンテンツが届くよう、検索エンジン対策としてのライティング以上に、人の目にも最適化された「読みやすい文章を書くこと」を重要視しています。

コンテンツマーケティングにお悩みのWEBサイト担当者の方は、ぜひ一度ご相談くださいませ。

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立見

Webコンサルタント/Webマーケティング/広報/新規サービス企画/一部制作物の執筆・校閲・校正
2016年にフリーランスライターとしてSSCへ営業訪問。翌年4月に正式入社し、Webライター、コンテンツディレクターを経て、現在は受託案件のSEOディレクター、自社Webマーケティング、サービス企画、広告運用、自社SNS運用等に従事。入社以前はWeb系広告代理店にて各種Webメディア、企業のオウンドメディア等のコンテンツ制作や広告運用に携わっていた。