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WEBに広がる論文:フリージャーナルのトレンド|論文の見方・探し方(その5)|SSCのホームページ制作・集客スクールブログ

論文の見方・探し方

前回の記事[論文はネットコンテンツとして情報発信できるのか?|論文の見方・探し方(その4)]では、論文とウェブサイトの関係に立ち入りましたが、今回もそれら2者の関係を追いかけたいと思います。

さて、論文シリーズその2ですでに紹介したとおり、論文は査読を経ること、論文の多くは紙媒体で出版されることが多いことから、論文が掲載される雑誌の多くは有料です。

そのような流れの中で、最近はオンライン雑誌(電子ジャーナル)の中でも無料で論文が読めるサービスがあります。

古くからある雑誌の中には、論文の著者が費用を払ってオープンアクセス(論文の無料公開)を選べるサービスもちらほら出てきてはいますが、紙媒体を持たず、すべての雑誌をオンライン・フリーで提供する雑誌の勢いが拡大しているのです。

PlOS ONE

http://www.plosone.org/
PlOS ONE
オンラインフリージャーナルの成功例とも言える、アメリカ拠点の雑誌です。

査読は簡単にすませ、論文の出版を素早く行えますが、掲載した論文に対するディスカッションができるようなシステムを構築しています。

最近ではPLOS ONEに載った論文が色々な論文に引用されているのを見かけます。

さらに、PLOS Biologyなど、生物学や医学に特化したいくつものオンラインフリージャーナルも同じ発行元から出ていて、見応えがあります。

Scientific Reports

http://www.nature.com/srep/index.html
http://www.natureasia.com/ja-jp/srep/(日本語ページ)
Scientific Reports
PLOS ONEの成功を受けて数年前に始まった雑誌で、Natureと同じくイギリスの団体が発行しています。

ネイチャー・ブランドの血を引くジャーナルとして、論文すべてがオープンアクセスという利点を活かし、急激に成長しています。

PLOS ONEと同じく、素早く論文を発行するため査読は甘めで、発行後に読者の議論を促す、といったコンセプトがあります。

Nature Communications

http://www.nature.com/ncomms/index.html
http://www.natureasia.com/ja-jp/ncomms/(日本語ページ)
Nature Communications
Scientific Reportsと同じくネイチャー系の雑誌です。

Natureの弟的位置づけとなる総合分野系ジャーナルですが、Natureと比べて査読をスピーディーに行うことで、研究結果の速報性をうたっています。

Yahoo!ニュースなどでも、Nature Communicationsが元になった記事をよく見かるようになりました。

現在掲載されている論文はすべてが無料ではないですが、この10月下旬から掲載される論文はすべてオープンアクセスになるようです。

おわりに

今回は上記3つの、メジャーなオンライン・フリーの学術雑誌を挙げてみました。

これらの雑誌は紙媒体では出版されませんが、無料にすることで多くのアクセスが得られるため、ますます拡大しそうな流れです。

まずはアクセスが集められれば、どんなビジネスにも応用できるので、集めたアクセスをどう利用していくのかが気になるところです。

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