論文とは?|論文の見方・探し方(その1)

論文の見方・探し方

論文の見方・探し方

こんにちは。ぐちこです。

SSCにて、アルバイトとしてウェブサイトのデザイン・制作・更新をお手伝いすることになりました。よろしくお願いします!!

さて、ウェブとは関係ない話題なのですが……。

自分が研究として関わっていたことでもある、最近なにかと話題(?)の「論文」の仕組みについて、数回に分けて紹介したいと思います。

論文の種類

学術論文

今回から紹介していく論文。

大学での要件としての論文

大学生が卒業する・単位を取るためのもの。「卒業論文」、「博士論文」など。広くは学術論文とみなされる場合が多い。

学術論文は「学会」などの団体が発行する学術雑誌(ジャーナル)に掲載され、ほとんどの場合、研究を職業とする人たちが著者となります。

新しい発見、新しい技術の利用の報告、現在の研究分野の進展の報告など、色々な目的のために論文が書かれます。

学術論文の種類

学術雑誌には、多くの種類があり、主に大きく下の2つに分かれます。

  • 国際誌
  • 国内誌(英文誌・和文誌)

さらに、該当する分野によって細かく分かれた多くの学術雑誌があります。

雑誌ごとの違い

学術雑誌は主に学会から発行されていますが、同じ学会が複数の雑誌を発行することもあります。

日本の化学分野を例にとると、日本化学会は国際誌として「Bulletin of the Chemical Society of Japan」など複数の英文誌を発行しています。

一方、国内誌(和文誌)として「日本化学会誌」という雑誌を発行していましたが、現在は発行されていません。

化学会の発行雑誌
image by 日本化学会のサイト

大事な成果は英文誌、特に国際誌に発表されるので、このように和文誌の需要がだんだん減る傾向にあります。また、英文誌(国際誌)を見てみると「速報性に特化した雑誌」や「有機化学に特化した雑誌」など、雑誌の特徴がそれぞれあります。

このように、論文を雑誌に投稿するときや論文を探すときには、雑誌の特徴を理解しておく必要があります。

論文の種類

学術雑誌に掲載される論文は、以下のような分類のひとつにあたることが多いです。雑誌により分類の名前は違います。

一般論文(Regular Article)

実験など、研究成果の報告

総説(Review)

研究分野の進捗状況の解説

短報(Short Communications, Letter)

一般論文よりも内容が少ないが、速報性の必要な研究成果の報告

コメント(Commentary, Opinion)

研究者間のやり取り、雑誌の編集者によるコメント

その他(書籍・学会活動の案内)

研究分野の連絡的な位置づけ

このように、きちんとした形で学術成果を報告するには、細かい区分に従わなくてはなりません。

次回は論文の特徴について説明したいと思います。